
Webディレクターってどんな職種なの?
全体像を教えてください。
Webディレクターになろうと考えている人向けに、Webディレクターの仕事や役割、必要なスキル、どうすればなれるのかなどをざっくり網羅的に解説します。
元Webディレクターである僕のリアルな体験をもとに、メリットや大変なところも紹介しています。
キャリアアップしたい方はもちろん、未経験からWebディレクターになった僕の実体験を元に、知識がない段階から挑戦したい方にも有益な情報があると思います。
1.Webディレクターとは
まずWebディレクターとはどんな仕事をする職種なのかを解説します。
役割
Webディレクターとは、Webサイト制作の指揮を取る人のことです。
顧客の要望をヒアリングして、目的を達成するためのWebサイト制作の進行管理を行うのが主な役割です。
ただし、その仕事が広範囲にわたることから、明確な定義はないようです。会社によっても役割は異なります。
具体的な仕事内容
一言でいえばWebサイト制作の進行管理です。
※会社によって大きく異なる場合がありますので、ご了承ください。
大手の制作会社など、メンバーが多いチームで仕事をする場合は、細かく担当が振り分けられている場合があります。また顧客対応、予算、人員配置などはWebプロデューサーが担う場合もあります。
一般的な仕事内容は以下の通り。
詳しく知りたいかたはこちら↓をお読みください。
デザインやコーディング経験は必要?Webディレクターの必須スキルを解説
メリット
Webディレクターになると、こういったメリットがあります。
まだまだ他にもたくさんあります。
詳しくは下記にまとめてありますので、興味のある方はご覧ください。
【不安を解消】30代未経験でWebディレクターに転職して見えたこと
大変なところ
一方、こんなに大変なところもあります。
一言で言えば、かなり大変です。
でもそれだけやりがいは大きいですし、マネージメントや経営スキルも学べるのでキャリアアップを目指す人には有利な職種ともいえますね。
詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
【不安を解消】30代未経験でWebディレクターに転職して見えたこと
2.Webディレクターの平均年収
「求人ボックス給料ナビ」によれば、正社員のWebディレクターの平均年収は482万円だそうです。
更新日:2020年4月28日とあるので、信頼できる情報だと思います。(引用元:求人ボックス)
ちなみに同サイトによると
Webデザイナーは424万円
Webプログラマーの平均年収は523万円
とのことでした。
Webプログラマーの定義は不明ですが、おそらくバックエンド開発系かと思います。
FindJob!では、Webデザイナー・コーダーは373万円とありますね。(こちらも2020年4月時点の情報)
調査対象に違いがあるので大きく差が出ていますし、地域によっても変わってくると思います。
転職エージェントに確認するか、企業の採用担当に直接聞きましょう。
3.Webディレクターが働く環境
Webディレクターといっても、実際に働く環境はたくさんあります。
制作会社
顧客から受注したWebサイトを制作、管理する会社です。
一般的にはWeb制作会社に就職して、顧客のWebサイト制作のディレクションを担当します。
もちろん自社で運営するWebサイトを担当する場合もあります。
未経験やデザイナー・コーダーとして入社してディレクターにキャリアチェンジするケースも多いです。
メリットとしては、いろいろな業種のWebサイトを経験できるところですね。
特定の業界に特化している会社もあります。
大手制作会社に入社できれば、日本でも有数の巨大企業を担当することも期待できます。
事業会社
自社でECサイトなどのWebサービスやコンテンツメディアを運営している会社のことです。
僕もWeb業界に転身する時に初めて知ったのですが、こういう呼び方をするようですね。
制作会社と違って自社のWebサイトを扱うので、顧客からのプレッシャーがありません。
一つの商品やサービスを深く追求して、良さをアピールするのが好きな方に向いていると思います。逆に、幅広い業界の制作を経験したい人には向かないですね。
フリーランス
企業に属さない働き方です。いわゆるフリーランスそのものですが。
請負なので、当然仕事をもらえなければお金は稼げませんが、自宅やカフェなど仕事場や時間に縛られません。
それだけに十分な実績はもちろん、自分を売り込むアピール力、お金や経営の知識、マーケティングなどディレクション以外の知識や経験が求められます。
いきなりフリーランスのWebディレクターになるのはほぼ無理でしょう。
事業会社や制作会社でディレクション経験を積んでから独立するパターンですね。
4.Webディレクターになるには
Webディレクターになるために必要なスキルや経験と、Webディレクターになる道筋を解説します。
必要なスキル・経験
Webディレクターになる前から万能なスキル・知識を持った人はほとんどいないでしょう。
またWebディレクターの仕事が分からない人も多いようですが、その理由は範囲の広さです。
ディレクション業務全般に必要なスキルと経験は以下の通りです。
そのほか、サイト制作のフェーズ毎に必要となるスキルや知識があります。
詳しく知りたい方はこちら。
デザインやコーディング経験は必要?Webディレクターの必須スキルを解説
キャリアパス
① Webデザイナー・コーダー・プログラマーからのキャリアアップ
一般的にこのパスが多いですね。
当然ながらWeb周りの最低限の知識やITリテラシーがないとキツイでしょう。
制作会社で基礎と実績を積んでステップアップするケースがベストです。
② 未経験から飛び込む
僕は大手IT企業のWeb担当をしていましたが、Webの知識は素人レベルの状態からWebディレクターになりました。
その代わり資料作成や協調性などの性格面が買われたという経緯があります。なので未経験からでもなることはなれます。
ただしこのやり方はキツかったです。
簡単でも良いので、Webサイトを自分で一から構築して、Webサイトの仕組みや制作全般の経験をすることを強くおすすめします。
できればWordpressも一通り触れると尚良い。
詳しくはこちら。
【不安を解消】30代未経験でWebディレクターに転職して見えたこと
転職サイト
Webディレクターに転職を考えているなら、Web業界に強いエージェントや転職サービスをおすすめしますが、大手も含めて複数のエージェント、サービスに登録しましょう。
なぜなら、最終的には自分に合う会社と出会えるかどうかがポイントだからです。
自分がやりたいこと、できることが、希望する企業の期待とマッチしなければ転職できません。
そのためには初めから絞るのではなく、制限をゆるくして探した方がマッチする企業と出会える確率が上がります。
また、書類選考で何度か落ちる経験をすると、次第に転職すること自体が目的になってしまうことがあります。
なぜWebディレクターになりたいのか、何をしたいのかという軸をしっかり持つことが大切です。
おすすめの転職サイトの紹介記事はこちら。
≫【未経験でWebディレクター】おすすめの転職サイトと転職型スクール
5.Webディレクションの学び方
最後に、Webディレクションは何をどうやって学べばいいの?という疑問にお答えします。
方法は本、スクール、サイトの3つです。
手軽で無料の方法からお金がかかるものまでありますが、ご自身の状況に合わせて選んでみてください。
下記の記事にまとめてあるので、ご覧ください。
Webディレクションを学ぶ本・サイト・スクールまとめ【まず基礎を習得】
6.まとめ|Webディレクターは大変だけどやりがいも大きい
記事の内容を最後に振り返ります。
この記事はざっくり概要を書くつもりでしたが、Webディレクターの役割が広すぎるため、結局長い記事になってしまいました。
もっと伝えるべき情報はたくさんあるので、今後順番に追加していきます。
Webディレクターの仕事や覚えることはたくさんありますが、その分、やりがいや達成感はとても大きいのが一番の魅力です。
Webディレクションを覚えて、楽しいWebライフを送ってください。
Webディレクションについては、こちらの記事も合わせてどうぞ。
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