【サンプルあり】Webディレクター転職の面接で役立つポートフォリオ【未経験者向け】

WebディレクターのポートフォリオWebディレクション
てつこ
てつこ

Webディレクターへの転職でポートフォリオにはどんなことを書けばいいの?
載せられる作品がなくても大丈夫?
ポイントを教えてください!

未経験からWebディレクターを目指す方で、ポートフォリオを持っていない方、ポートフォリオに載せる作品がない方は多いと思います

  • どんなことをアピールすればいいのか分からない。
  • アピールできる作品がない。

こんな不安や疑問を持っているかもしれません。

自分で作ったWebサイトがあるに越したことはありませんが、なくても大丈夫。

実際に僕はディレクション未経験でしたが、載せられるような作品が特になくても、Webディレクター職として転職することができました。

そこでこの記事では、Webディレクターの転職時に使うポートフォリオについて、載せるべき情報、アピールすべきポイント、企業が見るポイントなどを解説します。

てつごろう
てつごろう

ディレクション未経験からWebディレクターになった僕の経験を元に解説するんだよ。

読んで欲しい人
  • 未経験、他職種からWebディレクターになる人
  • ポートフォリオを持っていない人
  • 何をアピールすればいいか分からない人


 筆者について

僕は元Webディレクターで、現在は個人でWebサイト制作を請け負っています。
Web業界は5年、ブログ運営は1年半ほど。

てつごろう|@Te256g


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1. ポートフォリオに載せる情報

Webディレクターのポートフォリオ

ポートフォリオに載せる内容は人それぞれではあると思いますが、概ね、下記の情報があれば十分です。

ポートフォリオに載せる情報
  • プロフィール
  • Webサイト制作実績
  • 企画・提案書など
  • その他作品

よくあるのはこのあたりです。

1-1. ポートフォリオを作る時のポイント【作品がある場合】

ポートフォリオは自分の作品の紹介をすることが目的です。

その時、できる限り「説明しなくてもポートフォリオ単体で意図が伝わる」ように作ることが大切です。

以下のポイントを意識すると良いですね。

ポートフォリオを作る時のポイント
  • 課題:顧客(もしくは会社、自分)にどんな課題があったのか
  • 提案:どんな提案、解決策の提示をしたのか
  • 効果:提案によってどんな効果が得られたのか(できだけ数字で)

これらを押さえたポートフォリオ作りが肝心です。

企業が期待している経験と、自分の経験がマッチしていることをアピールできれば採用の期待大でしょう。

ディレクションという仕事では数字を扱うことが多いです。ポートフォリオに載せる実績も具体的な数字で示すことも大事ですね。

ただ書きたいことをアピールするだけでは、あまり効果がないどころか逆効果にもなりかねません。

どうすれば相手に伝わるかを意識して作るべきですね。

目的は自分を企業に知ってもらうことなので、余計な情報は入れない方が良いでしょう。

1-2. 作品がない、もしくはアピールできる材料が少ない時

「会社であまり実績残せなかったなぁ」「自信持ってアピールできることがない」という方は、プロフィールや趣味、個人での活動をアピールするのも一つの手です。

僕自身、その典型例でした。

プロフィールや趣味などは、応募する企業やWebディレクションの業務に対して具体的にどう活かせるのかを補足する意味合いで書くことをおすすめします。

作品以外でアピールできるポイント
  • 社内の業務改善のための企画案、施策実施後の変化など
  • チームのマネジメント経験
  • 趣味や個人的な活動でのマネジメント経験

2. 作品がなければ実績のわかるものでもOK

Webディレクターのポートフォリオ

作品がないという方向けに、もう少し深掘りしていきます。

Webサイトやデザインなど、自分で作ったことがないという人は、企画書や提案書など、自分が実際に作成したものがあれば合わせて提出してみましょう。

ただし、闇雲に提出してもだめです。

企業によっては、Webディレクターといっても担当が細分化されているケースもあります。

例えばSEOや広告運用のディレクションを任せるつもりの企業に、企画書や提案書だけを提出してもあまり意味がありません。

その場合、例えば業務上の課題を発見し改善提案を実施して、業務効率化を達成した実績を示す資料のようなものがあれば響くと思います。

中途採用であれば即戦力を期待されることが多いので、企業とのミスマッチを防ぐためにも、以下のような内容が伝わる資料にしておきましょう。

実績を伝える時のポイント
  • 応募企業が何を求めているのか
  • 自分はそれに応える能力や経験があるか

このあたりが伝わる資料、アピールが大切です。

てつごろう
てつごろう

企業が求める役割は何なのか、募集要項をよく見ておきましょう!

3. Webディレクター転職の面接でポートフォリオが必要な理由

Webディレクターのポートフォリオ

そもそも、Webディレクターの転職の面接時に、ポートフォリオが必要な理由は何でしょうか?

ポートフォリオがあれば応募者はもちろん、企業にもメリットがあるからだと僕は考えます。

僕もWeb業界の面接を受けた時は、ほとんどの企業からポートフォリオを求められました。

そこで、応募者、企業側両者にとってのメリットと、そこから見えるアピールすべきポイントを解説していきます。

3-1. 応募者のメリット【アピールポイントを明確化】

応募者のメリット
  • 自分の強みや実績を整理できる
  • 企業に好印象を与える
  • 将来ステップアップで転職や独立する時にも役立つ

Web業界に限らず、自分の強みとか実績を整理することは転職活動にすごく役立ちます。

頭の中で整理できていたとしても、それを言葉や文字で表現すると意外に難しかったりします。

整理することで、応募する会社のどんな場面で活躍できそうか、何が足りないかなどが見えてきますよ。

ポイントが押さえてあって、分かりやすく読みやすい、しかもセンスの良いポートフォリオを提出すれば、企業にも「お、こいつ、できそうだな」と好印象を持ってもらえるはずです。

将来的に転職や独立を考えているのであればなおさら重要です。

自分を売り込む営業ツールになるからです。過去の実績が積み上がってくればモチベーションアップにもなりますね。

3-2. 企業のメリット=企業が求めるもの

多くの場合、企業からポートフォリオの提出を求められます。

そこには、企業にこのようなメリットがあるからだと考えられます。

企業のメリット
  • 他の応募者との比較材料になる
  • 応募者のスキルの判断材料になる

この企業のメリットは「応募者に求めるもの」と捉えることができますね。

Web業界、特にWebディレクターとなれば

企業が求めるもの
  • 論理的思考力
  • コミュニケーション能力
  • 資料作成能力
  • プロジェクト管理能力
  • デザインのセンス
  • Webに関する知識

主にこういったポイントがディレクターとして求められてきます。

ポートフォリオを見ることで、これらの能力をある程度把握することができるので、合否の判断材料としては重要な位置付けになるというわけですね。

また企業は、限られた時間で面接や採用活動をしています。

特にWeb制作会社は常に業務に追われていることが多いので、分かりやすくまとまっているポートフォリオがあれば、採用活動を効率化できて助かるはずです。

4. ポートフォリオの形式は2つ【サンプルあり】

Webディレクターのポートフォリオ

ポートフォリオはWebサイトで用意するのがベストですが、紙で印刷したりPDFで渡すこともあります。

僕は、自分でWebサイトは作れなかったので紙に印刷していました。
当時僕が作ったポートフォリオ紙版のサンプルもありますので、ぜひ参考にしてください。

① Webサイト

未経験からWebディレクターに転職する場合、自分で用意するのは難しいかもしれませんが、できればWebサイトを作ることをおすすめします。

メリット

  • ポートフォリオサイトがあること自体がアピールポイントになる
  • ステップアップとして転職、独立する時にも役立つ
  • Webサイトの仕組みや基礎が理解できる

未経験者であっても、Webサイトを一から作ることができれば「基礎的な理解がある」と伝わるので、それだけでアピールになります。

見た目はそこまでこだわらなくても良いと思います。

Webディレクターに対してデザイン力はそこまで求められないからです。

もちろんデザイン性やユーザー目線の配慮がなされていれば、さらにポイントは上がるはず。

てつごろう
てつごろう

Webデザイナーやコーダー出身であれば、デザインやUI/UXを意識したサイトにしないと逆効果かもしれないんだよ。

デメリット

  • Webサイトを作る手間がかかる
  • 全くの未経験だとつまづく可能性がある

デメリットはほとんどないと考えています。

強いて言えば上記2つですね。

ただHTML、CSSはプログラミング言語の中でも取り組みやすいといわれているので、そこまで難しくありません。

ネット上には学習サイト、参考サイトは星の数ほどあるので独学でもできますし、不安な人は月額1000円程度のオンラインスクールもあります。

学習方法については、こちらにまとめてあります。

無料ホームページ作成ツールでも良いけど理想はHTML、CSSから

Wix.comMATCH BOXなどのサービスを利用すれば簡単で綺麗に仕上げることはできますが、Webディレクターを目指すのであればHTML、CSSを使って自分で組み上げましょう。

理由は以下の通りです。

Webサイトを自分で作った方がいい理由
  • HTML、CSSなどの基礎を習得できるから
  • Webサイトの表示の仕組み、Webサーバーの仕組みを理解できるから

欲をいえばJavascriptやJQueryの基礎も理解できていると尚良いです。でも必須ではありません。
どんな仕組みで動いているのか、基本的な部分を理解しておけば、必ずディレクション業務に役立ちます。

WebディレクターはWebサイトの仕組みが分かっていないと顧客に説明ができないので、簡単なものでいいから一から作ってみましょう。

② 紙やPDFの資料(サンプルあり)

Webサイトがない、もしくは自分には作れそうにない人も安心してください。

僕自身、当時はWebサイトを作るスキルがなかったので、Wordで作成して印刷して提出していました。

面接前にPDFで企業に送るケースもよくあります。

参考までに僕が実際に使っていたものを載せますね。

てつごろう
てつごろう

Webサイトを作れ作れといってきた割に、実は僕も作ってなかったんだよ。ぶほっ。

Webディレクターのポートフォリオサンプル

Webディレクターのポートフォリオサンプル
Webディレクターのポートフォリオサンプル
Webディレクターのポートフォリオサンプル
Webディレクターのポートフォリオサンプル

レイアウトやデザインは個人の好みですが、個性が強すぎる奇抜なものはやめておいた方が無難ですね。そういうものを求める会社であれば別ですが。

目的はあくまで「実績や作品を的確に伝えて企業に理解してもらうこと」です。

まとめ|ポートフォリオサイトは作っておいて損はない

ポートフォリオは、Webディレクターに限らずデザイナーやプログラマーが自分の作品をアピールするためにまとめておくものです。

どんな考えで作ったのか、プロセスや実績を載せるので、自分を売り込むための営業ツールといえますね。

作品がない場合は、企画書などもアピールする材料になります。

最後に、記事の内容を振り返ります。

記事のまとめ
  • ポートフォリオを作ることで自分の強みを整理できる
  • 企業から求められることが多い
  • ただ書きたいことを書くのではなくポイントを押さえて書こう
  • Webサイトで作れたらベストだけど紙でもOK
  • 見せられる作品がなければ資料などアピールできるものを活用

ポートフォリオは作ること自体にもメリットがありますし、Webディレクションの現場はもちろん、今後のキャリアアップにも必ず役立ちます。

Webサイトの基礎理解にもなるので、できればポートフォリオサイトを作ってみましょう!

作り方は今、記事として準備しているので、お待ちください!

参考になるポートフォリオサイト

参考になるポートフォリオサイトのまとめ記事(外部サイト)を載せておきますね。

フリーランスなどで第一線で活躍されているWebデザイナー、Webディレクターのポートフォリオサイトが紹介されています。

Webサイトでポートフォリオを作る場合、ここで紹介されているレベルまでは必要ないです。

どんな内容を載せているのか、どんなポイントで説明しているのか、といった参考程度にしてください。

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