年賀状を出さない人が増えている背景に「デジタル化の波」あり。年賀状を出した方が良い理由

書き損じ年賀状生き方

年齢を重ねる毎に、年が経つのが早く感じます。30歳を過ぎた頃から、年末になると「1年が経つの早いなぁ」と毎年つぶやいていることに気づき、そんな自分にまた年齢を感じるというサイクル。

さて、2019年も終わりが見えてきました。
新年の恒例行事の一つといえば年賀状ですが、みなさんは年賀状、出す派ですか?出さない派ですか?

僕は毎年、必ず出しています。できる限り手書きで。
(と言いつつ近年は枚数が増えてきて、一言メッセージで精一杯になっていますが・・・)

ちなみに上の写真は、書き損じの年賀状。「転職してもす」になっちゃいました。

最近、年賀状を出さない人が増えていて、出すのを止める「終活年賀状」も増えてきていることを知って驚きました。
その理由を調べ、現状をまとめてみました。

そして、その背景にある「デジタルとアナログの葛藤問題」を僕なりに考えてみました。

この記事は

1.提案:年賀状を出さないという人、出すか迷っている人に、「出す派」の意見を知ってもらって、1通でも出すことの良さを知ってもらいたい
2.問題:出さない人が増えている問題
3.要因:その背景には「デジタル化の波」「超高齢化社会」があるのでは
4.結論:年賀状の良さ、アナログの良さとは
5.まとめ:やっぱり年賀状は出した方が良いと思う理由

こんな流れで書いています。

余談。てつごろうの経歴

僕は昭和57年生まれで、パソコンが一般に広まったのは僕が高校生の頃。
大学では情報システムを学び、新卒で某大手IT企業に就職。
最初はSEを6年、その後、広報、宣伝部門を5年ほど経験してから転職し、今はウェブを専門に仕事をしています。
完全にスマホ依存です。財布もミニマルにして、買い物は基本、電子マネー。スケジュール帳や家計簿もスマホアプリ。そして外出する時はほぼ必ずMacbook Airを持っています。
一応、こういったバックグラウンドがあることを知っていただいた上で、お読みいただけたらと思います。

では本題に戻ります。

少々、長文になるので、概要だけ知りたい方は
5.まとめ:やっぱり年賀状は出した方が良いと思う理由
まで飛ばしてください。

提案:年賀状を出さないという人、出すか迷っている人に、「出す派」の意見を知ってもらって、1通でも出すことの良さを知ってもらいたい

年賀状、出しますか?
年賀状、出しますか?

2020年の年賀状、出しますか?

結論から言うと、僕は出します。
理由としては、年末に年賀状を書くという行為が1年の締めくくりになることと、お世話になった方へのご挨拶をしたいからです。

他にも

  • 普段なかなか会えない人(SNSで繋がっていない人)の様子を知ることができる
  • 正月の朝は、なんかワクワクする
  • お年玉付き年賀はがきが楽しみ

といったようにメリットは色々とあります。

一方で、「出さない派」の考えとしては

  • 面倒
  • 時間かかる
  • 印刷代・年賀状代かかる
  • 間違えたら書き直さなきゃいけない

などなど。
もちろん僕自身も、共感できる部分は大いにあります。

大変なことはありますが、それでもやっぱり「1通でも出した方が良い」
というのが僕の考えです。

その理由は2つ。

  • その瞬間、相手のことを考えて、相手のために時間を使っているから
  • 年賀状は、SNSに比べてハードルが高いから

年賀状を送ろう!となると、

  • 年賀状を購入する
  • 宛名などを書く(もしくは印刷する)
  • ポストに投函する

手順は多いです。
他にも、スタンプやシールを買う、年賀状作成ソフトを買うなどのコストもかかります。

SNSだって相手のことを考えるでしょ?ハードルが高いのに、なぜ年賀状の方が良いの?

その疑問に答えていきます。

その前に、まずは出さない人が増えている理由と背景について深掘りしていきます。

問題:出さない人が増えている問題

調べてみると「年賀状は出さない」という意見が多く見られるのも事実。「年賀状はもうやめたい」という主旨の記事もたくさんあるようです。
その主な理由は

  • 年賀状を買ったりするのが面倒くさい
  • メール、LINEで「あけおめ」を送っている
  • 年末は大掃除などで忙しい
  • 住所の管理が大変

などなど、枚挙に遑(いとま)がないですね。

SNSの方が気軽に簡単に送れるから、納得できます。
2015年の記事でもすでに、「年賀状離れ」が指摘されていました。
https://diamond.jp/articles/-/83145

要因:その背景には「デジタル化の波」「超高齢化社会」があるのでは

デジタル化の波

そこには「デジタル化」「超高齢化社会」が関係しているのではないかと考えています。

デジタル化がもたらしたもの

僕自身もそうですが、デジタル化によって、様々な恩恵を受けていますよね。

  • 便利
  • 早い/速い
  • いつでも
  • どこでも

Webやインターネットの技術が進化したことで、便利なサービスも次々と生まれています。最近だとUber Eats、OYO Life、スマートスピーカーなどなど、デジタル(Web)技術の発達がなければ登場していなかったサービスですよね。

僕自身も電子マネーやスケジュール、Googleマップ、乗り換え案内などなど、完全にスマホに依存しています。

つまり、わざわざ時間とお金をかけて年賀状を書いて送らなくても、年始のご挨拶は手軽にできる手段が増えたわけです。
時短、効率化など、メリットは大きいですよね。

超高齢化社会と「終活年賀状」急増が拍車をかけている?

もう一つの背景、「超高齢化社会」。
終活年賀状という言葉も生まれているのをご存知でしょうか?
https://www.asahi.com/articles/ASLC74J6KLC7PTIL00G.html

「今年で最後にします」という一文を添えて年賀状を送り、翌年からは送らないんだそうです。
これはいわゆる「終活」の一環で、理由も様々あるようです。

どちらかと言いうと年代が上がるにつれて、年賀状に対する想いは強いのではないでしょうか。

つまり、この「終活年賀状」が増えるということは、今まで年賀状を送ってきていた中心世代とも言える年齢層の人たちが送らなくなるわけですよね。

言うなればこの「年賀状世代」が、終活の一環で年賀状を送らなくなれば、年賀状を送る人の母数が一気に減るのではないかと。

そしてデジタルネイティブ世代は、もともと年賀状を送る人が少ない。
デジタル化+超高齢化社会で、年賀状そのものが危ういことになっているわけですね。

「デジタル化の波」について深掘り

匿名性という隠れミノ

背景の一つ目、「デジタル化の波」について、もう少し深掘りしてみようと思います。

メールやSNS、メッセージツールで、コミュニケーションの質が変わってきたと感じています。
結論から言うと、手軽だけど、心が込められにくいと僕は思っています。

それと、デジタル化によって便利になった反面、下記のような新たな社会問題が起きています。

  • LINEいじめ
  • なりすまし、贋作(絵画)の販売
  • 誹謗中傷と、それに便乗する人

特に匿名性が高いSNSは簡単に人をおとしめることができてしまいます。
これは、その人のことを想っていないからできてしまうのではないでしょうか?

自分が話した言葉で、相手がどう思うか?
これは、僕自身が人生の中で常に意識してきたことですが、便利なサービスがたくさん生まれたこの時代だからこそ、大事にしたいなと思っています。

相手のことを考える、相手のために時間を使っていることが分かっていれば、
LINEいじめのようなことは起こらないはず。

仮に相手の顔が見えていたら、同じことを言える人がどれくらいいるのでしょうか?

SNSに関して言えば、気軽に自分の気持ちを世界中に発信できます。
匿名だからと言って、目の前にいる人にはとても言えないような辛辣な言葉を平気でつぶやく。
そしてそれに便乗する人がいる。
「匿名性」という隠れミノが、その温床になっているのではないでしょうか。

一方、名もない誰かに追い詰められ、惑わされてしまう人。
追い詰められてしまう人もいる。

便利な時代になったからこそ、アナログに戻る時間が大事だと思うんです。

結論:年賀状の良さ、アナログの良さとは

記事の冒頭で「ハードルが高いからこそ年賀状を書くべきだ」と書きました。
どういうことか説明していきます。

たとえばバーベキュー。好きな方も多いと思います。
バーベキューの醍醐味は、

  • コンロや炭などの道具、肉や魚などの食材を用意し
  • ある程度の時間をかけて山奥や川、海などに行き
  • 現地で機材をセットし
  • 食材を焼き
  • 食べて飲む

これらのプロセスが楽しいからだと思うんですね。
それが面倒、準備が大変という方向けに、手ぶらでBBQ!といったサービスもあります。それはそれで良いと思いますし、僕自身、何度も利用しています。

でもバーベキューって、お楽しみが最後に待っていることにワクワクしながら
みんなで機材を準備したり、飲みながら肉を焼いたりする。
こういう時間が楽しいんじゃないかと。

山登りもそうですよね。
ロープウェイとかヘリコプターとか、最短で行ける手段はいくらでもあります。
それでもなぜ、登山用の準備をして、一歩一歩、大変な思いをしながら登るのか。
時には命を落とす危険すらあります。
理由はバーベキューと同じで、登るまでのプロセスと、頂上の景色を見た時の感動をより大きく、より強く体験したいからだと思います。

ゲームだってそうです。
ドラクエのようなRPGなんて、典型例ですよね。
もし最初からレベル99で、最強の武器、防具を揃えていたら、もはや「クソゲー」です。
レベル1から、最初はスライムを倒すことすら大変だからこそ、次第に強くなっていくのが楽しいんですよね。

そして年賀状というアナログツール。
年に1回だけでも、相手のことを想う時間を与えてくれます。
相手のために時間を使うということ。

  • 今年はどんな年賀状にしようかな?
  • 最近、全然会ってないけど、子供は大きくなったかな?
  • また久しぶりに会いたいな。

こんなことを考えながら一文字一文字を書く。
時には間違えて書き直す。
こういう時間を敢えて作ることで、相手にも気持ちは伝わると思うし、
こういう時間をかけたからこそ、相手からの返事が嬉しくなる。

確かに準備は大変かもしれません。
でもパソコンが無い時代、みんな手書きで書いていたはずです。
自動車や鉄道が無い時代は、みんな歩いて遠くまで行っていました。

年賀状は、「相手を想う気持ち」を思い出させてくれるツールなんだなと、改めて感じています。
便利なサービスがある中で、敢えて時間をかけて相手にメッセージを伝える。

そういう心の余裕を持つことができれば、LINEいじめやあおり運転といった問題も減ると思います。

まとめ:やっぱり年賀状は出した方が良いと思う理由

書き損じ年賀状
書き損じ年賀状

「SNSだって相手のことを考えるでしょ?」「ハードルが高いのに、なぜ年賀状の方が良いの?」への答え

すごく長文になってしまったので、最後にまとめますね。

  • 年賀状は1通でも出した方が良い。SNSよりハードルが高いからこそ。
  • 出さない人が増えている理由は、SNSの方が便利だから。その背景にはデジタル化、超高齢化社会もある。
  • デジタル化によって、コミュニケーションの質が低下した。それによってLINEいじめ、匿名性から相手の気持ちを考えない言葉が世界を飛び回っている。
  • アナログは面倒だけど、その時間が相手を思いやる時間になる。
  • ハードルが高いからこそ、大事に思えて、相手からの反応が嬉しくなる。

便利さの恩恵を受けながら、背景にあるリスクをしっかり理解したうえで、
時には「不便さ」を感じることで、その中にある「人の心」を感じることができる。
「送信ボタン」を押せば一瞬で届いてしまうメッセージより、じっくり時間をかけて作り出した言葉の方が、重みがあります。
それがアナログの良さであり、年賀状を送ることの醍醐味ではないでしょうか。

年賀状を出さない人、出すか迷っている人に読んでいただいて、少しでも後押しができる記事になっていれば嬉しく思います。

そうは言っても、やっぱり何十枚も作るのは大変でしょ、という方に

利用されたことのある方も多いと思いますが、例えば下記のように、年賀状を手軽に印刷、配送までしてくれるサービスもあります。
自宅にまとめて送ってもらうことも可能だそうなので、印刷してもらってから一言だけメッセージを書いてみてもいいのではないでしょうか。

かんたん・速い・安心の「ふみいろ年賀状2020」

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