カッコいい男

生き方

昭和レトロなお好み焼き屋店主の話

前代未聞の10連休ゴールデーンウィークを利用して、久しぶりに帰省しました。
その晩ご飯は、両親とともに、とあるお好み焼き屋へ。

実家から車で10分もかからない距離にありながら、初めて行ったそのお店は、まさに「昭和レトロ」の象徴とも言える空間でした。
お店の中心には土間と囲炉裏、それも、最近になって作ったようなイマドキな「和モダン」といったものではなく、昔から使われ続けてきたであろう風格。
そして壁に掛けられた時計は、朝、時間を合わせても湿気などの関係で夕方には5分くらいずれてしまうという。

土間で靴を脱いで2段ほどの小上がりを上がったところのお座敷に私たちは座りました。
お好み焼き、焼きそば、ホタテなどを注文すると、70歳くらいの男性が威勢のいい声で対応してくれました。

その人は軽々と小上がりを登っていて、私と母は「若そうだね」と話していました。

そんな店主、今年70歳になる方で、実は父の同級生ということが判明。
聞けば、学生時代は少し「やんちゃ」をしていたそう。
色々と話をしてみると、某有名ホテルに勤めていたという経歴もあるためか、愛想が良くて声もはっきり、なにより70歳とは思えないフットワークの軽さに、私も両親も驚きを隠せませんでした。

まだ不慣れな若いアルバイトと思われる青年が、私たちの注文をしっかり取れていなかったことに対して、それを覆すくらいの完璧なフォローをしてくれたり、「同級生のよしみ」なのか食後にシャーベットをサービスしてくれたりと、まさに感動を覚える対応でした。
もちろん、お好み焼きも焼きそばもホタテも、絶品でした。

齢70にしてその腰の低さや、お客に対する尊敬の念といったものを、あらゆる場面で感じました。

若かりし頃の思い出を「失敗談」のように明るく語ってくれていましたが、
そんな経験があったからこそ、今こうして生き生きと、「カッコいい男」として働き続けているんだなと。

私もこれまで、人には言えないことも含めてたくさんの失敗をしてきましたが、それらの失敗はすべて、気づきや学びを与えてくれていたんだなと、改めて実感したスーパーゴールデンウィークでした。

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