こんにちは!
てつごろう(@Te256g)です。
プログラミングが不要でWeb開発ができるNoCodeツールの一つ、Arcadierをご存知でしょうか?
インターネット上で物やサービスの売買ができるサイトを簡単に構築できるプラットフォームです。
近年、市場規模が拡大しているネットショップやフリマアプリのようなサービスを、プログラミングすることなく視覚的に作ることができます。
そんなArcadierについて、複数回に分けて解説していきます。
今回はArcadierの概要、登録方法、初期設定の方法をまとめました。

公式サイトなどもすべて英語なので、日本語で解説していくんだよ。
筆者について
てつごろう|@Te256g
1. Arcadierとは?NoCodeでマーケットプレイスを開発

Arcadierとは、プログラミングをせずにマーケットプレイスを構築できるサービスです。
日本語、日本円にも対応しており、商品の販売、レンタル、部屋や会議室の共有サービス、予約サービスなどを提供するオンライン上の市場を作ることができます。
公式YouTubeを見ると、具体的なイメージができると思います。
Arcadierの主な特徴を3つ挙げます。
- HTML、CSS、JavaScriptのカスタマイズ可能
スライドショーや商品リストのUIを自由にカスタマイズできる。 - 多言語対応
日本語はもちろん93の言語に対応している。 - 提携する決済サービスが豊富
Stripe、Paypalを始め15社の決済サービスと連携している。
Marketplace(e-Marketplaceともいう)。電子市場のこと。売り手と買い手が自由に参加できるインターネット上の取引市場で、当初は、主に「企業間電子商取引(B to B EC)」として期待されていたが、現在では消費者向けの電子商店が集まった、いわゆる「電子モール(オンラインモール)」や、個人間(C to C)で商品を売買する「オンラインオークション」や「フリマアプリ」などが普及しており、マーケットプレイスという言葉で連想されるのはこちらが中心となっている。
引用)大塚商会
2. Arcadierの料金プラン【30日間の無料トライアルあり】

利用料金は上図の通りで、30日間の無料トライアル期間があります。
最も安いBasicプランは68米ドル/月ですが、基本的な機能は揃っているようです。
トランザクション(取引)数の上限を増やしたり、より高度なカスタマイズをするためにはGrowthプラン以上の契約が必要。
プランの詳細は公式サイトをご確認ください。
3. Arcadierの登録方法と初期設定
Arcadierの登録方法を解説します。
3-1. Arcadierの登録方法
公式サイトにアクセスして、GoogleまたはFacebookでサインアップするか、メールアドレスでアカウントを作りましょう。

3-2. 初期設定
登録完了後は、マーケットプレイスの初期設定が始まります。
手順は全部で8つのステップがあります。
ステップ1|アンケート
アンケートのような質問が表示されるので、適宜選んでいきます。

ステップ2|アカウント情報の登録
名前、メールアドレス、住所、電話番号を入力します。

ステップ3|サービスのタイプを選択
サービスのタイプを選びます。
物品の売買やサービスの予約系など5種類ありますが、それぞれPreviewで確認することができます。
お好きなものから選択してください。
ここでは「ココナラ」のようなスキルのマッチングサービスを作っていきます。

ステップ4|基本情報の入力
つづいてマーケットプレイスの基本情報を入力するステップです。
- Upload Marketplace Logo:入力しないと進めないので、特にない場合も仮に登録しておきましょう。後で変更可能。
- Give Your Marketplace a Name:ドメイン名としても使われるのでアルファベット小文字で入力。
- Your Homepage Slogan / Message:サービスのスローガンやメッセージを入れます。
- Marketplace Contact Number:電話番号を入力します。
- Marketplace Contact Email:メールアドレスを入力します。

ステップ5|テーマの選択
全体のデザインやレイアウトのテーマを選びます。
VIEWで確認することができます。
こちらも後で変更可能。

ステップ6|カバーイメージの選択
カバーイメージ(トップページのメイン画像)をアップロードします。
Browseボタンから画像をアップロードしましょう。
WARNINGには「著作権に注意しましょう」といった内容が書かれています。
著作権フリーの写真または購入した写真、自分で撮影した写真などを利用しましょう。

画像をアップロードしたら、画像の拡大や縮小などができます。
問題なければ一番右のチェックマークをクリックしてください。

その後、左下に「Save Photo」が表示されたらそこをクリックしたらイメージの設定は完了。
ステップ7|支払い情報の設定
次はマーケットプレイス上での支払いに関する設定です。

Market Currency:通貨の設定です。日本円なら「JPY」を選択。
Your Marketplace Commission Fees:仲介手数料の割合を入力。売買が成立した時、ここで設定した割合が手数料として入ってきます。
大手のフリマアプリやネットショップサービスの手数料は以下の通りです。
2020/8/18筆者調べ。
・Creema:成約時に商品金額の10%(税別)
・minne:作品価格+購入オプション価格+送料の9.6%(税抜)
・merucari:商品価格の10%(販売手数料)
・STORES:3.6%(有料プランの場合)
ステップ8|各種規約内容の確認
次は利用規約、プライバシーポリシー、FAQ、返品ポリシーを確認するステップです。
「VIEW」ボタンで実際の規約の内容を確認できますが、すべて英語で書かれています。
後で日本語に変更できますので、チェックボックスにチェックしましょう。

最後にArcadierの利用規約の確認チェックをしたら次へ進みます。
初期設定完了
サイトの構築が始まります。しばらく待ちましょう。

構築が完了すると、ダッシュボードが表示されます。
これで初期設定は完了です!

4. まとめ
オンラインのマーケットプレイスを構築できるArcadierについてご紹介してきました。
登録後の手順に沿っていけばとても速くマーケットプレイスを作ることができます。
英語で理解しにくい印象を持たれるかもしれませんが、ステップに沿っていけば難しくないと思います。
今回は概要と登録方法、初期設定を中心に解説しましたが、より詳しい解説は後日、別の記事でご紹介する予定です。
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